カメラを起動するだけでは4Kじゃない!「4K撮影」をする方法。
「映像が鮮明!キレイ!!」とか何とか、TVディスプレイやカメラのCMでよく耳にする「4K」という言葉。
すごくキレイなんだろうなぁ~…というのはCMを見ていると伝わってくるとは思いますが、実際に4Kの映像を表示したり撮影するのは機材を揃えないと難しいと思っている方…結構いらっしゃるのではないでしょうか。
実はiPhoneでも、iOS14以上の端末であれば4K撮影が出来ちゃうのです。
そもそも4Kって何?
「4K」とは映像における画面解像度のことで、解像度とは映像の「細かさ」を意味します。
解像度が高ければ高いほど、微細な部分まで繊細に表示出来るのです。
逆に解像度が低いと、モザイクが掛かっているようなガビガビとした「画質の悪い」映像になってしまうのです。
画面はドットと呼ばれる細かな点(画素)がたくさん集まって出来ているものです。
一つ一つ違う写真や絵など素材を集合させて大きな絵を作るモザイクアートを思い浮かべると分かりやすいかもしれません。
素材となる写真や絵が少ないとモザイクアートとして完成できる絵も限られてしまいますよね。しかし、素材が多ければ多いほど、細かくてより緻密なモザイクアートが出来ます。
同じように「画面解像度の高さ」とは、素材となる「画素の数が多い」こととイコールになります。
4Kの画面は3,840 × 2,160、全体で829万4400個の画素が敷き詰められているのです。
829万4400個の素材で出来るモザイクアート、最早「ヤバそう…」って感想しか出てこなくなりますね。
4K撮影の方法
そんな4K動画の撮影ですがデフォルトで設定されていないため、カメラの設定を変更する必要があります。
1.【設定】のアプリを開き、下にスクロールして【カメラ】をタップ。
2.ビデオ撮影をタップ。
3.ビデオをどの解像度で撮影するか選択します。
○○fpsとは【フレームレート】を意味します。
動画は、パラパラ漫画やアニメーションと同様に静止画の連続で作られています。そのパラパラ漫画の絵(静止画)をどれだけ細かく描くかの値がフレームレートです。
つまり、30fpsは「1秒間の動画を30枚の静止画で構成する」ということになります。
私が持っているiPhone 12 はデフォルトの設定が1080p HD/30fpsでしたので、それよりも数値を上げるとよりキレイで綿密な動画が撮影出来るということですね。
※数値を上げればクオリティもそれに伴いますが、データも膨大になるので要注意です!
画像下にも表示されてあるとおり、4K/24fpsで映画のような撮影が出来るみたいなので、SNSでちょっと凝った動画をアップロードしたい時などはこちらの設定でも十分しれません(*^▽^*)
ここぞという記念日やイベントの思い出を鮮明に動画で残す時に、是非ご活用下さい~!