iPhoneのバッテリーの疑問
iPhoneのバッテリーが膨らむ理由
Li-ion電池(リチウムイオンバッテリー)が膨らんできて画面を圧迫したり、充電できなくなったりという話を聞いたことありませんか?ガラケー・スマホ・iPhone・iPad・3DS・ノートパソコンなどに使われていますよね。
リチウムイオン電池とは?
どうしてリチウムイオン電池が使われるかというと、実は高い電圧を得ることができるからです。ここが大きなメリットですね。あとは自己放電(使ってないのに勝手に少しずつ減る(放電)こと)が少ないのもメリットだと思います。
なぜバッテリーが膨らむの?
ご来店されるお客様のiPhoneも画面全体が膨らんで浮いてきて、開けてみるとバッテリー(リチウムイオン電池)がパンパンなんてのもよく見かけます。理由はバッテリーの劣化が原因です。
リチウムイオン電池は高温の環境での使用や充電・放電の繰り返しによって劣化が進むと膨張する特徴を持っています。よく充電しながらゲームをするとバッテリーに負担がかかると言いますが、まさにそれです!特に負荷の高いゲームを頻繁にしていると、本体が熱を持ちます。さらに充電しながらだと【ゲームの負荷による発熱】と【充電による発熱】により、高温環境下での使用につながります。
充電の方法は?
店頭でもお客様から「ギリギリまで減ってから充電した方がいいのか?」「まめに充電したほうがいいのか?」という質問を受けます。これは私の見解からいくと、情報が混在しています。
これまでの充電式の電池には【メモリー効果】とよばれるものがあります。これは完全に放電しない状態で充電すると充電容量が減ってしまう現象のことを言います。この考え方でいくと完全放電してから充電するべきです。
現在のリチウムイオン電池はメモリー効果はほとんどないと言われています。ということは充電容量が大きく減ることはないわけです。お好きなタイミングで充電してください。ただしできるだけ純正品のコード類を使ってくださいね。
リチウムイオン電池の寿命は?
こちらもよく聞かれる質問です。前述の通り、使用状況によって劣化のスピードが人によって違います。一概には言えませんが、実は目安があります。バッテリーの寿命は充放電回数で決まります。
充放電回数とは?
たとえばApple製品でお話をします。
1日目 残40%の状態で充電を開始(充電した量60%)
2日目 残10%の状態で充電を開始(充電した量90%)
ここまで2日間の合計で150%充電しています。100%を1とカウントして1.5回充放電したと考えます。Appleでは充電放電回数によってバッテリーの劣化の目安を以下のように公開しています。
- iPhone:充放電を500回繰り返した時に本来の容量の最大80%
- iPad:充放電を1,000回繰り返した時に本来の容量の最大80%
- iPod:充放電を400回繰り返した時に本来の容量の最大80%
- MacBook:充放電を1,000回繰り返した時に本来の容量の最大80%
Appleさんの無償交換プログラムの対象も80%以下になった場合だったと記憶しています。
単純に1年とか2年ではなくて、たくさん使ってたくさん充電する人は劣化が早いという結論になります。
リチウムイオン電池について少しはわかったでしょうか?不明な点はスマップル北九州小倉店までお問い合わせください。
>>お電話でのお問い合わせはこちら<<