プロの修理やでもこんなの見たことない!? 完膚なきまで崩壊したiPhoneを修理していく!!
かなり肌寒くなってきましたね。そろそろ半袖半ズボンは辛い時期となり、アウターを着用する方も目立ってきました。
つい先日、寒かったためか寝ぼけながら暖房をつけていたようで朝起きたら非常に蒸し暑い思いをしました笑
皆さんこんにちは、iPhone修理のスマップル小倉店です。
小倉は珍しいくらいの快晴となり、気持ちのいい営業日となっています。
そんな中、前代未聞の凄まじいiPhone修理依頼が飛び込んできました。
一体どのような状態なのか?皆さんも気になると思うので早速ご紹介していきます( `ー´)ノ
画面が粉々になり、内部が剝き出しに・・・
一目見てわかる、悲惨な状態のフロントパネルです。
ガラスがバキバキに割れ、一部に至ってはガラスが剝がれ落ち、内部パーツや回線がむき出しとなっている状態です。
目だっている場所としてはフロントカメラとイヤースピーカーがありますが、一番恐ろしいのは親指の近くにあるとある部位です。
左親指のすぐ右上に小さなケーブルがあるのですが、実はこちら【ホームボタンのケーブル】になります。
iPhone6spまではホームボタンの修理が可能ですがiPhone7~8Pのホームボタンというのはパーツ交換しても従来通りの使用は不可能となります。
また、かなり重要なポジションのパーツとなっており、壊れてしまうと多種多様なトラブルの元となります。
例えば、
■基盤やホームボタンの異常発熱
■再起動時立ち上がりが非常に遅くなる
■リンゴループを筆頭としたソフトウェアトラブルの発生
■バイブレーション異常
などなど・・・
挙げだしたらキリがないですが、それくらい重要度の高いパーツというのはお分かりいただけたかと思います。
とはいえ起動の可否に関しては現状不明なので、早速修理を進めていきます。
こんな破損みたことない?ペロリと剥けた液晶
分解を始めようとしたところ、驚くべきことにペロっと画面が剥がれてしまいました。
iPhone7は耐水シールがついているため、そう簡単に外せるものではなく、分解時も専用の道具を用いて丁寧にフロントパネルを取り外していきます。
何が有ってここまでの破損になるかは想像し難いものではありますが、首の皮一枚ケーブルによって本体にプラプラへばりついていたようです。
上記でホームボタンのお話しをしましたが、なおのこと危機感を覚えるため、すぐにバッテリーのコネクタを取り外し修理に進んでいきます。
画面を取り外したところ、案の定ベゼル(縁)部分と液晶部分がポロっと取れました。
ケーブルだけで成立していたので、取り外したことによりバラバラになってしまったというわけですね。
不幸中の幸いというべきはホームボタンのケーブルなどにキズはひとつもなかったため、元通り使える可能性は十分あります。
それでは無事起動するかどうか!緊張の一瞬がスマップル小倉店に訪れます・・・。
iPhone危機一髪!あと少しで手遅れだった・・・!?
まさかまさかの復旧成功!
そしてご覧ください、画面上の表記を!
『iPhoneは使用できません 57分後にやり直してください』
と書いてあります。
こちらは、『画面ロックのパスコードを打ち間違える』と現れる悪用防止の機能です。
57分後というのは1時間スタートのものになり、一時間というのは9回目か10回目の間違いの際生じます。
ちなみに11回間違えると強制初期化状態に移行し、【端末を初期化(工場出荷状態)】しなければそのiPhoneは使う事が出来なくなります。悲しい・・・(´;ω;`)
ということは。
今回修理したiPhoneも実はギリギリだった可能性が・・・(;゚Д゚)
と考えると、なんだかゾっとするものがありますね、今年あった本当にあった怖い話より怖い話かもしれません笑
画面割れを放置することは百害あって一利なし、と私も良くいいますが、本当にその通りだとつくづく痛感します。
皆さんもこまめなバックアップは忘れないと共に、ガラスの破損やタッチ異常を感じたら、必ずすぐ修理するようにしましょう。
以上、スマップル小倉店でした!